年末が近づいてきましたねぇ。ひとりだとめっさ寂しく感じるこのシーズンですが、皆さん”幸せ”ですか？
さて、幸せといえば（かなり強引ですが）幸福の木。どこのゲストハウスも、おっされな観葉植物を飾っておられると思いますが、うちはなぜか幸福の木（笑）。これ、あんまり人に話していませんが、328に以前住んでいたOさんからいただいた、大切な観葉植物なんです。
Oさんとの出会いは、328の改装をはじめたのは2014年の夏。まだ瓦礫と木屑と汗にまみれて大改装をしている最中に「中を見せて」とひょっこり現れました。そして、1階に備え付けられている下駄箱を指さして「これ、うちのお父さんが作った下駄箱なのよねー」と言い出して・・・。
328が宿になる前、１階は会社の事務所。２階は民家というつくりだったんですが、その２階に1年前まで住んでいた方が、Oさんだったんです。
年をとって、足腰が弱くなり、危ないから・・・と、娘さんに勧められ、328から徒歩１分のアパートへうつったそう・・・。
それからというもの、顔をあわせるたびに、とりとめのない話しをして、古い羽田の話をお聞きしたり、Oさんが住む前に柔道場だった、という話を聞いたりと、よくしていただいていのですが、翌年の１月、さらに足が弱ってくる前に・・・と、埼玉県の老人ホームへ、ご自身で決められて転居。
なんでも自分で決めてしゃっきり自分で動かれるOさんが、「よかったらもらってくれない？　」とくれたのが、ラウンジにある幸福の木だったのです。