飾りじゃないのよ、体温計! ( 2 ) | 328 HOSTEL&LOUNGE
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徒然日記

飾りじゃないのよ、体温計!

飾りじゃないのよ、体温計!

あっという間に8月になりました。感染者数が三桁になろうが、テレビやネットでネガティブニュースが流れ続けようが、気持ち的にはもうあまり動揺しなくなってきているのですが、これは連日の猛暑のせいでしょうか? それとも私の頭が麻痺しちゃっているせいなんでしょうか・・・。ねぇ・・・。

さて、緊急事態宣言終了以降ひっそりと営業を続けていた328ですが、ポツポツでも予約が入ってきていた7月から一転、8月に入ったとたんに、予約がピタリと止まってしまいました。通常であれば掻き入れ時のお盆も、お恥ずかしいことに、今年はぱったり・・・。
しかたがないので、少し息抜きをしにあまり混雑してなさそうな地方の海へ。(ここから先は太字で書いといたほうがいいかもしれないのですが)実家は宿から自転車で8分のところにありますので、帰省ではなく、車移動での短時間滞在でしたけど・・・。

でもねぇ。これも東京に住んでいる人=感染被疑者みたいな扱いになってしまった昨今、正直に書くのが憚られる時代に突入してしまいましたよねぇ。どうしたもんですかねぇ・・・。

さて、いままでの文章を読んでくださった皆さんは、うっすらお気づきでしょうが、私はCovid-19に対してそこまで神経質になっていない人間です。コロナ以前から、宿にうがい用の紙コップと紙ナプキン、消毒ジェルなどを置いていましたし、そういう意味では「衛生観念が人よりにぶい」というわけではないと思いますが、正直これだけ毎日、このウィルスに関する報道を耳にしていても、何が正解で何が不正解なのだかさっぱりと分からない・・・・。
不要不休の外出を控えて、と言われても、人間だもの。やみくもに閉じこもっているわけにもいかんでしょーが、とも思うわけです。
そんな迷い道くねくね♪の状態ですから、うちをこれからどういう方向で運営していったらいいのかさっぱり見当がつかない、と、まさに五里霧中の状況です。

それに、コロナ問題発症後に予約してきてくれたゲストさんの80%がドミトリーを希望する・・・という驚き!の現実。価格の問題、といったらそれまでですが、うちがこの問題が落ち着くまではしばらく1日1組で営業してますよ、というのを知らなかったゲストさんからは、「今日のゲストが自分だけって、なんか寂しいですね」とか、「誰かと少しお話がしたい」とか言われる感じでしたから、「新しい生活様式では個室が好まれ〜」とか、「非対面型で済ませられるようなチェックイン方式の導入を〜」とかが、ピンとこない・・・。
なので自分的には「本当に必要かな?」感が拭えなかったけれども、取り急ぎ揃えてみた、非接触型体温計、マウスシールド、フェースシールド、マスク、個人で使える除菌用エタノール(食品にかかっても安全なやつ)なども、誰にも使われないまま、うちではほぼディスプレイ状態になってきています。

そんなディスプレイ(飾り)たちと過ごす8月も、そろそろ終わろろうとしています。正解はおそらくずっと見つからないままなんでしょう。そんな流動性のある中で、ブレない自分の指針をいいかげんに決めなければならないなぁ・・・と焦る夏の日が過ぎていく日々です。

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